HappyLandHotelが紹介してくれるタクシーで回るツアーはぼったくり価格。
08:00に揃って団体で出発するツアーは80ポンドだが王家の谷墓3つとメムノン像しか行かないため行きたいところを回りたければ個人的にタクシーを貸しきるしかないがこれがぼったくり。
長くなるが、まとめると、
・回りたい場所を回るのに時間が足りない、聞いてないと追加料金を請求される
・時間外の料金取った癖に行きたくもない土産物屋と兄弟が運営するカフェに連れて行かれる(そこなかったら時間ぴったりだった)
・更に最後に相場以上の高額チップを要求
・各遺跡にいるエジプト人の監視員が賄賂要求してくるクソ
要するにエジプト人はクソ。
人生で関わってはいけない人種。
それがエジプト人。
エジプト人を見たら全員グールズと思え!
ルクソールに行けば誰しも「バカアホマヌケお前の母ちゃんエジプト人っていう悪口の語彙が増えたんだけどどう?」という話題で盛り上がること請け合い。
●ホテル受付に行きたいところを伝え交渉
・王家の谷(墓3つ+ラムセス5,6世の墓+ツタンカーメンの墓)
・王妃の谷(墓3つ+ネフェルタリの墓)
・ハトシェプスト女王葬祭殿
・メディネット・ハブ
行きたいところを全て紙に書いて伝えどのぐらい時間がかかるか尋ねたところ6,7時間ということだったので、タクシー1台を朝9時から18:00頃まで貸しきるのに450EGP支払い。
●朝09:00出発
被害者が増えぬよう具体的に記しておくが、朝08:50にナンバー040のタクシーに乗った「タカシ」という日本語名を名乗るドライバー参上。
ベラベラ喋り続けるので車内では眠れない。
黙っていると「眠いのか?」と話し掛けられまくる。
日本人は用事がないときは喋らない!!!!
酔い易いから寝るねと予め伝えて寝てしまおう!
とはいえ、小麦畑やらエジプシャンレモン農園やらサトウキビ畑とそれを工場まで運搬するトロッコ、地方から運ばれてくるトマトなど紹介してくれるので元気が有れば話を聞くのも面白いだろう。
泥棒村ことクルナ村(旧クルナ村+新クルナ村)を通過するときも教えてくれるので遊戯王オタクはバクラの出身地を目に焼き付けておこう。
ツタンカーメンの墓の発掘者ハワード・カーターの家も見える。
山岸凉子の『封印』を読んでから行くべし。
山岸 凉子
潮出版社 (2002-06-21)
売り上げランキング: 98,598
●王家の谷へ
王家の谷に着くとまずタカシから「何時間ぐらい必要?近場で茶して戻ってくる」と伝えられる。
そんなこと聞かれても何時間ぐらいかかるものなのか行ったことのない旅行者は知らない。
わたしは2回目だが子供の頃ツアーで連れて来られたので記憶にない。
タカシに聞いても1時間ぐらいじゃね?となるので無駄である。
一生に一度しか来ないかもしれない観光客としてはじっくり見たい。
正解は2時間半。
2時間は無理!2時間半と伝えよう。
拝観料はタクシー代には含まれていないので別途自己負担。
チケット売場は「入場券(3墓セット)」が右、その他の「エクストラチケットが必要な墓(ラムセス5,6世、ツタンカーメン)」は左と分かれているので2回並ぶ必要が有る。
並ぶ時間も込みの2時間半。
ここで重要なのが「カメラチケット」である。
料金表には書かれていないので、チケット売場でカメラを見せて「カメラチケット!!」と叫ぼう。
スマホで撮る場合も必ずカメラチケットは必要なので絶対の絶対の絶対に!!忘れずに!!!
料金表には敢えて書かれていない(理由は後述する)ので自己申告必須。
チケット購入後はトロッコに乗って山頂に運ばれていくため買い忘れたら戻れない。
インフレが激しいため『地球の歩き方2014-2015』最新版は値段の参考にならない。
2019年5月現在のチケット代
・王家の谷入場料 200 EGP
・王家の谷カメラ 300 EGP
・ラムセス5世・6世王墓(KV9) 100 EGP
・ツタンカーメン王墓(KV62) 250 EGP
入場券で好きな墓を3つ選んで見られる(墓に入る度にパンチで穴を1つ開けられる)のだが、メンテナンス等で日によって閉鎖されている墓が異なる。
3/1〜半数近くは閉まっていて入れないのでガイドブックを見て選ぶときは第1〜第5候補まで決めておくと良い。
見ようと思っていたアメンホテップ2世、ラムセス1世が閉まっていてその場で慌ててガイドブックを開いて選び直す羽目になった。
団体客が吸い込まれていく墓は人気スポットに違いないということでラムセス3世の墓へ。
入口でチケットチェックをする係員と別に内部にも3箇所ぐらいに監視員が立っているのだがこいつらが賄賂まみれの汚職監視員である。
スマホで写真撮った人を隅に連れて行きスマホを取り上げ「300ポンド払え。払わないとポリスを呼ぶぞ」と囁く。300ポンド払うまでスマホを返してくれない。300払えば見逃してやるというのだが、こいつからカメラチケットを買えるわけではない。こいつの懐に入るだけである。
よって、奥に進むとまた別の汚職監視員から同様に300要求される仕組み。
各墓に3人はこうした監視員が居るのでカメラチケットを買い忘れると3人×3墓で900ポンド巻き上げられてしまう。
勿論、更にラムセス5,6世の墓でも3人に巻き上げられる。
合計1200ポンド(約7800円)!!!
※ツタンカーメンはカメラチケット持っていても撮影不可(早朝人が居ないときに賄賂を渡せば撮れるらしい)。
チケット売場の人間と結託しているため、チケット売場ではカメラチケットの存在を敢えて教えないのだ。
こうして何人も300払わされていたが、中国人のおっさんは強かった。
頑としてスマホを渡さず目の前で写真を削除して見せ「削除したから300は払わないぞ!」「ポリス呼ぶぞ!」「呼べるものなら呼んでみろ!このことは我が国の外務省に報告する!!」と大喧嘩。
このときばかりは中国人のおっさんを応援した。いいぞ、おっさん!加油!!
非常に不愉快な思いをするが内部の壁画はとても素晴らしく「わたしたち本当にエジプトに来たのね」「そうよ!24時間と18時間かけて!!(数日前のブログ参照:オーバーブッキングで飛行機に乗れなかった話)」と何度も同じ応酬をし、アテムの墓(ツタンカーメン)で泣くオタクたち。
●土産物屋に軟禁される
王家の墓を見終えてタクシーに戻るとタカシがお茶を飲める村に案内するから土産はそこで買えと。
うちらは昼ご飯なんか食べてる暇無いし要らない!という気分だったのだがタカシに食べさせないのも悪いので仕方なく連れて行かれることに。
王家の谷で切り出したアラバスタ(水晶)を加工して売っている店に連れて行かれる。
お茶を飲む店でなく完全に土産物屋である。
土産物屋の店主がお茶と水くれるだけ。
買うまで出られまテン!の雰囲気で閉じ込められる。
買ってやってもいいかーと見ていたが、エジプト人の仕事なので雑!
エジプシャンアラバスタ!ハンドメイド!ノットチャイナ!と熱心に説明してくれるが正直メイドインチャイナのほうが品質が良い。
技術の成績5のわたしが自分で作った方が巧いわ絶対。
重たい石だの壺だのこの先の旅で持ち歩けないので割れなさそうなオベリスクのオブジェを選んだ。
遊戯王のフィギュアの横に置いてやってもいいかなと。
値切った上で300もしたの絶対の絶対の絶対にぼったくりなんだけど。
「アイライクジャパン。ウィーアーフレンド!スペシャルエジプシャンプライス」とわざとらしく耳元に囁いてくるのがぶっ飛ばしたいぐらいイライラする。
ここでは水も茶も口にせず「ホーリーシット!!!ファックエジプシャン!!」と叫んで店を飛び出すのが正解。
●王妃の谷へ
・王妃の谷 100 EGP
・ネフェルタリの墓 1200 EGP
・カメラチケット 300 EGP
所要1時間半と伝えよう。
ここはチケット売場にカメラチケット300と書かれているので良心的。
居合わせた日本人客が王家の谷で300巻き上げられたのか今度こそ大丈夫でしょうね!とカメラチケットの確認をしていた。
ネフェルタリの墓は一切撮影禁止で10分間しか滞在できない注意を受ける。
王家の谷と同じく入場券が3墓セットとなっているが3つしか見られる墓がないので悩む必要なし。
ファラオの墓よりも全体的にこじんまりとして天井も低く、日本人女性でも頭ギリギリ、男性なら屈まないと頭ぶつけるかなという小部屋もある。
壁一面ガラスで覆われて壁画がしっかり保護されており比較的綺麗に残っている。
1200ポンド(約7800円)もする癖に10分間しか滞在できないネフェルタリの墓だが、その価値アリ!!アメージング!!
ルクソールまで来てこれ見ずに帰るなんて有り得ない!!
拝観料が高いせいかツアーだとここが含まれていないことが多く個人手配にしたのだ。
王妃の谷で自由時間多めに取ってくれるツアーに参加して勝手にネフェルタリに入ればいいと思う。どうせ10分間しか見られないんだし。
内部撮影禁止のため土産物屋で写真集を50ポンドで買ったが、その写真がまあドヘタクソ。
エジプト人が写ルンですのパチモンで撮った写真のカラーコピーか??
「グッドピクチャー」じゃねぇよ!!!バッドピクチャーだよ!!
ルクソール人への怒りが治まらないまま後編へ続く→